中学部ゼミ「10+(ジュータス)」レポート
第3回 「主体的であるためには」
自ら目標を立て、自ら行動する際に必要な能力「主体性」をテーマに11月1日と4日に中学生会員に向けてゼミを行いました。
内容:
冒頭に「主体性」と「自主性」の違いについて具体例を挙げながら確認しました。自分から行動することだけでなく、目標の設定も自分で行うことが「主体的行動」であることを理解した後、それを身につける方法を考えさせました。
具体的な方法として、
①まずはできることから始める。
②1つ1つ成功体験を積み重ね、自信をつける。
③次の目標に挑戦して成功体験を増やしていく。
上記を繰り返すことで自分の中に「好循環」を作ることを提案しました。
最後に主体性を身につける上で阻害要因となるものとそれらの対策を2つ紹介しました。
1つ目は「衝動的な行動」で、利益が生まれてもすぐにそれに飛びつくのではなく、一旦目標と利益を吟味する時間を設けることが対策であるとしました。
2つ目は「環境」で、自分個人ではどうにもできない阻害要因があったら、まず自分の手が届く範囲で変化を起こし、環境に働きかけていくことが対策であるとしました。
感想:
・学校でも主体的に行動することについての話があったが、目標の設定まで自分で行うことまでは教わらなかったので、主体性に対する考え方が研ぎ澄まされた。
・以前、別の先生から教わった「主体性」と今回聞いた「主体性」の間に違いがあったことから、人によって主体性の定義は変わるのだと思った。
・主体性や自主性、阻害要因などの具体例を考えることで、「主体的に行動する」ことに対して理解が深まり、自分の中に落とし込むことができた。
→ ゼミとそれ以外で聞く「主体性」の違いを見つけることで、より深く「主体性とは何だろう」と自分から考えるようになりました。
最後に:
中学生のうちから「主体性」について考えて実際に行動することで、いざ社会に出た時に主体的に行動できる「替えの利かない人材」として生きていけるよう、成長することを願って今回のテーマを扱いました。
今後も「主体性」について具体例を交えながら深く掘り下げて考えていきます。
「勉強だけができる生徒」ではなく、「自分自身で目標を設定して自主的に行動できる主体的な人材」を育成して参りますので、ご期待ください。